佐久市 M様|2021.08.16
【佐久市のお客様】ハイエースの自損事故 ドアの大きな傷・凹みを交換せずに板金塗装修理!
トヨタ ハイエースの板金塗装修理のご依頼をいただきました。
接触事故で車を傷めてしまったということです。
左スライドドアの広範囲なキズ・凹みとリヤフェンダーの傷・ヘコミです。
かなり広範囲に歪みが出ていますので本来であればパネル交換が妥当な修理かと思います。
しかし今回は修理料金を抑えたいのでドアもリヤフェンダーも交換せずに修理することになりました。
ドアは鉄板が伸びているので歪みとの戦い、リヤフェンダーは複雑な形状なのでプレスラインとの戦いになります^^。
塗装膜を剥がして鉄板をむき出しにして工具を溶接しながら引っ張ります。
引っ張りすぎないように、かつ後で歪みが戻らないように慎重に作業します。
パネル同士の隙間が均一になるように鉄板を引き上げながら直していきます。
常に次の工程がスムーズにいくように、最終的な仕上がりのイメージをもって作業にあたります。
板金作業が仕上がってきました。
当然このままでは表面がまだデコボコしているので塗装はできません。
その凸凹を消すために、パテという成型材を塗って硬化させ、それを研磨しながら彫刻のように元の形状を再現していきます。
パテを削り上げたらサフェーサーという中塗り塗装をして下地を完成させます。
これもまた熱入れをして乾燥硬化させ、さらに滑らかになるように削り上げます。
スライドドアを外して、先に内側の塗装をします。
いよいよ表側の塗装が始まります!
塗装箇所以外に塗装が飛ばないように養生(マスキング)をします。
塗装作業完了です。概ね2時間弱の格闘でした^^
色も馴染み、塗装膜の状態もツヤツヤでよい仕上がりです!
ここから塗装膜に強い熱入れをして硬化させます。
塗装膜の仕上げ、調整をして外した部品を組み上げて作業完了です!!
作業者同士のチェックを経て無事お客様の元へ!
今回大分工期かかってしまいましたが、お客様にもご理解いただけたので大変感謝しております。
左のリヤ側は運転席と死角となるのでぶつけてしまうことが多いパネルです。
今後もどうかお気をつけくださいませ。そしてなにかお困りのことがお役に立てるよう全力で当たられせていただきますので
よろしくお願い致します!