上田市より根強い人気のスズキ　ジムニーの修理依頼をいただきました。

修理箇所は左のドアの下の細いパネル(ロッカーパネル、アウトサイドパネルなどメーカーにより呼称が異なります。)の錆です。

元々この車種は錆が出てきやすいのですが、今回はその補修歴があり、さらにまた錆びてしまったという状況です。

穴が開いてしまうほどの錆なので、今回は比較的健康な状態の鉄板まで切開し、新品パネルを溶接する方法をとります。

表側を切開して取り除きました。内側も錆が進行しています。

予算の都合上これ以上のパネルの交換はできないので、錆の進行を遅らせる「転換剤」を塗布します。

外れたパネルを裏側から見ると溶接してあることがわかります。

溶接は裏側が焼けてしまうので防錆作業をしつこくしておくことが大切です、

内側の防錆作業を事前にしておきます。

新品パネルを合わせて溶接します。

繋ぎ目部分と傷・ヘコミのある場所をついでに直しておきます。

ボディーカラーを調合して塗装作業です。スズキZJ3。

塗装を硬化させて外したパネルを組み上げ、防錆処理をして完成です。

錆の修理に「完璧」はありませんが、より進行を遅らせたり、出にくくさせることは可能です。

ジムニーやパジェロミニは軽自動車ながら走破性が良く、運転も楽しいので年式が古くても人気です。

当社のお客様も皆さん大事に乗っておられる方が多いです。

キレイな状態で長く乗りたいというお客様のお力になりたいと思います！